ゲシュム島の持続可能な開発計画を策定しました。
|プロジェクト概要
①プロジェクトの目的・概要
1)プロジェクトの背景とゲシュム島の特徴
・イルカ、スナメリ等の海産哺乳類の生息場、渡り鳥の⾶来地、ウミガメの産卵地等に加えて、ペルシャ湾最⼤のマングローブ林やサンゴ礁からなる豊かな生態系が存在する。
・陸地にはイランで唯一のジオパークがあり、UNESCO支援の世界ジオパークネットワークへの登録が進められている(登録されれば、中東で2番目となる)。
・自然資源に恵まれ、⾃然資源を有機的に結びつけた観光業のポテンシャルは高い。
・島はペルシャ湾の国際航路に位置し、島の⼀部は貿易・経済の拠点として⾃由特区に指定されている。島の周辺には、⽯油・ガス⽥を有しており、工業開発の可能性を秘めている。
・持続的な開発を実現するために、環境保全、地元住民の生計向上を考慮した開発計画が必要であった。
2)プロジェクトの目的
・地元住民の生計向上
・自然資源の保全
・環境に配慮したゲシュム島における自由特区の開発促進

②プロジェクトの成果
・既存の島の開発計画(1994年策定)のレビュー
・地域住民の生計向上と自然資源の保全に係るマスタープランの策定
・生計向上と自然資源の保全のためのパイロット事業の実施
・優先分野のアクションプラン策定(観光振興、水産振興、汚水処理、廃棄物管理)
・投資促進の支援
|プロジェクトの実績
エコアイランド・プロジェクト ― プロジェクトのアプローチ
・生計向上、環境保全と経済開発の均衡
・イランにおける参加型による計画作成とパイロット事業の実施
・里海・里山による生物多様性の向上
エコアイランド構想による地域開発計画

パイロット事業の実施(9箇所)




