SDGsの活用

SDGsの戦略的取り組みに係る提案


SDGsは、17の目標と、169のターゲット及び、232の指標から構成されており、最近では、公的機関だけでなく、民間企業においてもSDGsを積極的に取り込む試みが多方面で行われている。しかし、複雑な構造と相互関係を有するSDGsを戦略的に活用する手法は未だ確立されているとは言えない。D・レックスは、SDGsが、企業活動において直接的また包括的・戦略的に機能し、ビジネスチャンス(シーズをニーズに)、新たな価値の創造やブランディングに資するようコンサルティング業務を行っている。 

以下は、D・レックスが提供可能なコンサルティングサービスの内容の一例を示すものである。

 

SDGsとの関連付けによる企業価値の向上


各企業においてSDGsの活用の仕方は千差万別であり、「SDGsを戦略的に利用する」ことは、それぞれの企業理念、活動内容、プロモーション方法等を鑑み、最適なSDGs活用方法を抽出し、カスタマイズする必要がある。以下は、SDGsによる企業価値の向上の事例である。


 

SDGsの活用手法(例)


①新規事業創発や価値創造

コンセプトやアイデアを生み出すために、SDGsの目標・ターゲットを活用する。「0⇒1」のフェーズ(新たなアイデア等の創出)、「1⇒10」のフェーズ(アイデアを商品・サービス化する等)、また「10⇒100」のフェーズ(商品・サービスを普及・拡大させる)等。

②ブランディング

ある商品を別の(類似した)商品から区別するための一連の要素となる。これは、企業ブランディングと、商品ブランディングに大別され、企業の方針に合わせて、SDGsの目標・ターゲットを理解し、社会的なニーズと自社または商品の特性を整合させる。

③活動の整理・改善

SDGsの企業経営への活用の一つとして、既存の活動や情報の整理に用いるという方法がある。社内での別々の事業のシナジーや協力関係を構築するために、SDGsを活用する。

④経営戦略・計画

企業の経営戦略や商品の拡大計画を立案する際、現状がどうかではなく、将来どうあるべきかを考察するきっかけとしてSDGsを活用する。例えば、2030年を見据え、企業・商品としてどうあるべきか、将来から逆算して、ありたい姿と現状とのギャップを埋めるバックキャスティングの手法。

 

コンサルティング業務の内容


活動内容(例)に示したように、各企業に合わせて最適な業務内容を提案するために、①担当者へのヒアリングまたは、ブレーンストーミング(SDGsの活用方針が定まっていない場合)を実施する。そして、②現況整理、課題確認を行い③SDGsの各指標の整理また必要に応じて新たな指標の設定等を行う。

上記作業に基づいて、④SDGsと活動内容を最終確認し、最終的に5~10ページ程度の最終的な⑤資料作成を行う。その際に、活動広報用のパンフレットやWebページを作成する。パンフレットやWebページは英語、フランス語等にも対応可能である。

【作業フロー図(案)】

上記一連の作業、特に資料作成においては、普遍性、包摂性、参加型、統合性、透明性と説明責任(「ジャパンSDGsアワード」評価基準)を適切に反映し、取り組みの効果的な発信を行うことを可能にする。